2009年 05月 20日
またまた、昨日の続きで在るが、なぜ、植生復元を行わなければならなかったか。 一番大事なところである・・・ もともと、この新道は、ある山岳会によって開設された物である。それ自体、良いか悪いかは、すでに十分論議されている。ただ、この新道を作るに措いて、唯一の水場が、黒岩平に有ったわけである。当然、ベースキャンプ地になるわけで、テントなどが張られていたのであろう。最初は少しの裸地化が、次第に大きくなり、自然の復元力の及ばぬところまで進行したわけである。ある程度、裸地化が進むと、裸地になる、雨で表土が流されるの繰り返しになるようで、仮に人が入らなくても進行するみたいだ。 これは、昨年仕事に入る前の現場確認の状況である。 まったく表土が無く、仮に自然に種子が落ちても、雨で流され根付かない状況である。 したがって、宿舎は、この地に建て、他の植生を傷めないようにして、登山整備を行い最後に植生復元工事を行い撤収するという工程になったわけだ。 復元工事終了後・・・ 国立公園内は、基本的には、野営禁止である。この地もそうである。 登山道の、裸地化は、しょうがないとは思う。この栂海新道に関しては、小屋泊まりを利用しながらの行程をたてて、後世にこの素晴らしい黒岩平近辺の景色を残せればと思う。 黒岩平近辺では、野営は出来ません。野営は、野営指定地で・・・・!! 今年は、こんな、ちんぐるま草でいっぱいになれば良いが・・・・ 最後は、黒岩平の、空撮です。
by tateyamasanzoku
| 2009-05-20 16:13
| 山賊・・・仕事
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